走行わずか4.1万km!データ上は「異常なし」のZE1リーフ(40kWh)、分解して見つかったバッテリー膨張と漏電をピンポイント修理

本日は、日産 リーフ(ZE1 / 40kWhモデル)の非常に珍しいバッテリー修理事例をお届けします。
まだ4万キロなのに・・・
データと現車のギャップ・・・。
今回ご入庫いただいたリーフの走行距離は、わずか41,000km。
外装も内装も非常に綺麗で、メーターも12セグメントを維持している個体です。
しかし、メーターには非情にも「EVシステム故障」の警告灯が点灯し、走行不能に陥ってしまいました。
さっそく診断機を繋いで各セルのデータを解析してみると、なんと「各セルの電圧差はほとんどなく、数値上はめちゃくちゃ程度が良さそう」という驚きの結果が。
データだけを見ればどこも壊れていないように見える、非常に不可解な状態でした。


ディーラー様へ相談すると、原因不明のまま「高電圧システム全体の異常=バッテリー丸ごと新品交換(約200万円)」という回答になりがちですが、当店はここで諦めません。
数値に出ないなら、中身を直接見るしかない
と、バッテリーパックを降ろして開封することにしました。
データに映らない「物理的なセルの膨張」と「漏電」
メインバッテリーを開封し、内部を1つずつ肉眼と工具で精密にチェックしていくと、ついに決定的な原因を突き止めました。
データ上の電圧差はなかったものの、特定のバッテリーセルがパンパンに「異常膨張」を起こしていたのです。

リチウムイオンバッテリーが膨張すると、ケースの内部で物理的な圧迫が生まれ、本来触れてはいけない絶縁部分を傷つけてしまいます。
今回のシステムエラーの真犯人は、この膨張によって発生した「内部の漏電(リーク)」でした。
電圧の数値(mV)だけを追う一般的な診断では絶対に製品の合否を見抜けない、まさにバッテリーを開封したからこそ辿り着けた原因特定です。
膨張した不良セルを、低走行の良品ブロックへ交換!
4万キロというベースが非常に優秀なバッテリーですので、丸ごと交換してしまうのはあまりにも勿体ない。
漏電しているのは、この膨張した特定のセクションだけです。
今回は、漏電の原因となっていた膨張バッテリーセルを綺麗に摘出。
お車の現在の劣化度(SOH)にきっちり同調する、厳選した低走行(4万キロ台)の優秀な中古良品バッテリーブロックへとピンポイントで交換いたしました。
交換後は絶縁テストを徹底的に行い、漏電(リーク)が完全に消え去ったことを確認!
システムエラーも無事に解消し、新品交換の数分の一という、オーナー様にも大いに納得していただけるコストで復活させることができました。
「数値が正常だから直せない」と言われたら当店へ
今回の事例のように、診断機のデータ上は「電圧差なし・程度良好」に見えても、内部で物理的なトラブルが起きているケースは実際に存在します。
「原因が分からないから全交換と言われた」「まだ4万キロしか走っていないのに諦めたくない」というリーフオーナー様は、下取りに出してしまう前にぜひ一度当店の「中身を分解して診る技術」を頼ってください。
遠方のお客様でも、ご加入の任意保険のレッカー特約(無料枠)を使って搬送・入庫いただくことが可能です。
また、修理期間中の代車としてリーフ(レンタカー)も完備しております。
大切な愛車を、最適なコストで「完治」させる方法をご提案します。
まずはお気軽に車検証の写真を添えてご相談ください!
作業予約、お問い合わせはお電話かLINEで承っています。
