大阪南部の車屋さんより入庫!走行6.4万kmのZE1リーフ(62kWh)、「突然のエラー」を分解点検&漏電ブロック特定で即日完治!【満充電保管の落とし穴】

本日は、大阪府南部の自動車販売会社様より当店のブログをご覧になり、自社の積載車(レッカー)にてお持ち込みいただいた、日産 リーフ e+(ZE1型 / 62kWhモデル)のバッテリー修理事例をご紹介します!
『乗ろうとしたら突然のエラー・・・』乗り換えか、修理か?
今回のご相談は、車屋さんのお客様が大切に乗られているリーフ。
走行距離は64,000kmで、内外装ともに非常に綺麗なお車です。
これまで何の問題もなく快適に使用されていたのですが、ある日突然メーターにエラーが表示され、走行不能になってしまいました。

ご相談を受けた車屋さんからは「年数や症状を考えると乗り換えも・・・」と提案されたそうですが、オーナー様はボディも綺麗で愛着のあるこのリーフを大変気に入られており、「なんとか修理して乗り続けたい!」という強いリクエストがありました。
そこでプロの車屋さんが信頼できる整備先として、当店を探して繋いでくださった形です。
原因探究 セル膨張はなし!原因は「一部ブロックの漏電」
さっそくお車をお預かりし、大容量62kWhのメインバッテリーを降ろして内部を点検しました。
過去の過酷な事例でよく見られるような「セルの異常膨張」は見られず、一見すると綺麗な状態です。
しかし、専用テスターを用いて1ブロックずつ絶縁状態や数値を詳細にチェックしていくと、一部のバッテリーブロックで「微小な漏電(リーク)」の疑いが判明しました。
今回はこの不具合を起こしていたブロックをピンポイントで補修・対策を実施。
過去蓄積されていたエラーログを徹底的にチェック・解析しながら消去し、システムを正常な状態へと復元いたしました!

作業完了のご連絡を差し上げたところ、なんとお盆休み期間中にもかかわらず、すぐにお車を引き取りにお越しいただきました!
再び快適に走れるようになった愛車と対面し、大変お喜びいただけました。
走行・充電回数だけじゃない!「バッテリー劣化・トラブルの盲点」
今回のお車の使用状況をお伺いすると、「購入後は常に充電100%の状態で保管し、普段はあまり乗られていなかった」とのことでした。
実はここに、EVバッテリーの大きな落とし穴があります。
バッテリーの劣化やトラブルは、走行距離や急速充電の回数だけで決まるわけではありません。
「保管時のバッテリー残量(SOC)」も非常に大きな影響を与えます。
- 満充電(100%)での放置
- バッテリー内部が常に高電圧・高化学反応の状態に晒され、セルの劣化や絶縁劣化(漏電)を急激に進行させます。
- 過放電(0%近く)での放置
- 電圧が下がりすぎてセルが痛む原因になります。
内部バッテリーを長持ちさせる正しい保管方法
車に乗らない期間が長くなる時は「残量50%程度」で保管するのがベストです!
長距離ドライブに出かける前日や当日の朝に100%まで充電するように意識するだけで、バッテリーの寿命やトラブル発生率が劇的に変わります。
同業者(自動車販売店・整備工場)様からのご相談も大歓迎です!
