【猛暑とEV】最近暑くなってからの「充電エラー」に注意!熱膨張と高速道路での突然死・・・放置しても直りません!

【猛暑とEV】最近暑くなってからの「充電エラー」に注意!熱膨張と高速道路での突然死・・・放置しても直りません! その4

連日厳しい暑さが続いていますが、「この暑さ」に伴い、当店へ日産リーフ(ZE1型)のトラブルに関するお問い合わせが急増しています。
今回は、愛知県にお住まいのオーナー様からご依頼いただいた修理事例とともに、夏場に特に増える「バッテリーの熱膨張」と「充電エラー」のリアルな実態をお届けします。

走行11.8万km。充電中に突然の「自走不可」エラー発生

ご相談いただいたのは、走行距離118,000kmのZE1リーフ。
これまで大きなトラブルもなく大切に乗られてきたお車ですが、ある猛暑の日に「充電を行っている最中」に突然EVシステムのエラーが発生してしまいました。
システムが安全装置を作動させたことで、一度システムを落とすと再起動できない自走不可の状態に・・・。

ディーラー様へ持ち込むと、提示されたのは「新品バッテリーアッセンブリー交換(約200万円)」と「下取り0円」という厳しい査定でした。
10万kmを超えた愛車にそこまでの高額費用をかけるのは難しく、途方に暮れておられたところ、当店のブログをご覧になり、任意保険のロードサービス(レッカー搬送)を活用してご入庫いただきました。

バッテリー解体:目視で確認された「ブロックの熱膨張」

安全対策を徹底したうえでメインバッテリーを降ろし、パック内部の精密診断と開封作業を進めていきました。
各セルの電圧や通信データをテスターでチェックしつつ、物理的な状態を目視で確認していくと・・・一部のバッテリーブロック(セル)が著しく「膨張」しているのを発見いたしました。

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なぜ「暑い時期の充電」でエラーが出るのか?

夏場の気温上昇は、EVのバッテリーにとって非常に過酷な環境です。
特にバッテリー温度が高い状態で充電を行うと、内部で激しい化学反応が起こり、強い熱がこもります。
長年の走行(11.8万km)や経年劣化で抵抗が高くなっていた特定ブロックがその熱に耐えきれず、ガスが発生してパンパンに「熱膨張」を起こしてしまったのが今回の原因でした。

「翌朝エラーが消える」の罠に注意!放置は絶対NG

お盆前後から特に多いのが、「猛暑日に充電してエラーが出たが、一晩置いて涼しくなったら翌朝には消えていた」というご相談です。
熱が冷めることで電圧が一時的に安定し、警告灯が解除されることはあります。
しかし、これは決して「直った」わけではありません。
一度物理的に膨張したブロックが元に戻ることはないのです。
放置したまま遠出すると、「高速道路のSAで急速充電した瞬間に熱膨張が限界を突破し、その場で立ち往生する」という最悪のトラブルに繋がります。
エラーは自然治癒しません。

丸ごと交換は不要!「部分修理」でエラーが消えた

ディーラーのようにバッテリーを丸ごと全交換する必要はありません。
当店では、この熱膨張を起こした特定のブロックのみをピンポイントで取り外し、厳選した健全な良品ブロックへと交換いたしました。
交換後は各ブロック間の電圧バランスをミリボルト単位で正確に調整し、慎重に組み戻していきます。

車両に載せ替え、緊張のシステム起動——。
あの忌まわしいエラー表示は見事に消え去り、無事にシステムが再起動いたしました!
その後、急速充電・普通充電のテストおよび、ロードテスト(実走行チェック)を重ね、エラーの再発がないことを完全に確認して作業完了となりました。

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