エスティマHV(AHR20W)のチェックランプ点灯。原因はハイブリッド系ではなく・・・?

エスティマHV(AHR20W)のチェックランプ点灯。原因はハイブリッド系ではなく・・・? その1

お客様より「エンジンチェックランプが点灯した」とのことで、エスティマハイブリッド(AHR20W)のご入庫です。
ハイブリッド車でチェックランプというと、お客様も「ついに高額なメインバッテリーの交換か・・・」とかなり不安なご様子でしたが、まずは落ち着いて診断機をつなぎ、原因の切り分けを行いました。

診断結果

エラーの内容は「燃料が薄い」診断機が示したのは、ハイブリッドシステムではなく「空燃比リーン(燃料が薄い)」のエラー。
これは、エンジンが理想的な燃焼をするために必要なガソリンが足りない、あるいは空気が多すぎる状態を指します。
「メインバッテリーの故障ではなさそうですよ」とお伝えしたところ、お客様も一安心。
さっそくエンジン周りの点検に移ります。

プラグの摩耗とエアクリーナーの汚れ真っ先に疑ったのは消耗品です。
スパークプラグを外してみると、ご覧の状態でした。

エスティマHV(AHR20W)のチェックランプ点灯。原因はハイブリッド系ではなく・・・? その2

スパークプラグのギャップ過大 新品と比較すると、電極が消耗して隙間(ギャップ)がかなり広がっていました。
これでは強い火花が飛ばず、失火気味になり燃焼状態が悪化します。

エアクリーナーの目詰まりの可能性も併せて吸気系を確認すると、フィルターがかなり汚れており、空気の通りが悪くなっている状態でした。
ハイブリッド車はエンジンの始動・停止を頻繁に繰り返すため、点火系や吸気系の不調はダイレクトに燃費や挙動に悪影響を与えます。

交換部品

スパークプラグ電極摩耗によりギャップ大全数新品交換。

エスティマHV(AHR20W)のチェックランプ点灯。原因はハイブリッド系ではなく・・・? その3

エスティマHV(AHR20W)のチェックランプ点灯。原因はハイブリッド系ではなく・・・? その4

エアクリーナー汚れによる目詰まり新品フィルター交換交換後、エラーメモリを消去してロードテストを実施。
ランプの再点灯がないこと、アイドリングや加速が安定していることを確認し、無事に納車となりました。

メカニックより一言

チェックランプがつくとどうしても大きな故障を想像しがちですが、今回のようにプラグやフィルターといった基本の消耗品が原因であることも多いです。
「最近燃費が落ちた」「エンジンの始動がスムーズじゃない」と感じたら、手遅れになる前にぜひ一度ご相談ください!