エアコンリフレッシュサービス

ハイブリッドバッテリーの寿命を伸ばすための、エアコンリフレッシュサービス、通常作業 ¥15,000のサービスを、バッテリー交換の方は無料で施工いたします。

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エアコンリフレッシュ概略

ハイブリッドカーのエアコンガス(冷媒)の入れ替えには、以下のような効果があります。

  1. 冷却性能の回復
    エアコンガスが不足すると、冷却能力が低下し、車内が十分に冷えなくなります。ガスを適正量に補充することで、本来の冷却性能を取り戻せます。
  2. 燃費の向上
    エアコンガスが不足すると、コンプレッサーに余計な負荷がかかり、燃費が悪化する可能性があります。適正量のガスを入れることで、コンプレッサーの効率が改善し、燃費が向上することがあります。
  3. コンプレッサーの寿命延長
    冷媒が不足すると、コンプレッサーの潤滑が不十分になり、摩耗が進んで故障の原因になります。適切な量のガスを維持することで、コンプレッサーの寿命を延ばすことができます。
  4. エアコンの作動音の軽減
    ガスが不足すると、エアコンの作動音が大きくなることがあります。ガスを適正量に補充することで、スムーズに動作し、騒音が軽減される場合があります。
  5. 異臭や結露の軽減
    冷媒の不足により、エバポレーターの冷却が不十分になると、結露の発生が増え、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。適正量のガスを補充することで、エアコンの効率が上がり、異臭や結露の軽減につながることがあります。
  6. 環境への配慮
    エアコンガスが漏れている場合、環境負荷のある冷媒が大気中に放出される可能性があります。定期的な点検と適切な補充を行うことで、環境への影響を減らすことができます。
  7. まとめ
    ハイブリッドカーのエアコンガスを適切に入れ替えることで、冷却性能の回復、燃費の向上、コンプレッサーの寿命延長などのメリットがあります。ただし、頻繁にガスが減る場合は、漏れの可能性があるため、専門業者での点検をおすすめします。

ハイブリッド車にエアコンガスの入れ替えが必要な理由

ハイブリッド車は、燃費の良さや環境性能の高さから、近年人気が高まっていますが、ハイブリッド車だからといってメンテナンスフリーというわけではありません。
特に、エアコンガスは定期的な点検・入れ替えが必要です。
今回は、ハイブリッド車にエアコンガスの入れ替えが必要な理由を、その仕組みや構造、ガス漏れの原因、入れ替えの頻度などを詳しく解説していきます。

ハイブリッド車のエアコンシステム : ガソリン車との違い

ハイブリッド車のエアコンシステムは、従来のガソリン車と構造が異なります。
ガソリン車はエンジンの排熱を利用して暖房を効かせますが、ハイブリッド車はエンジンが停止している時間が長いため、電気ヒーターやヒートポンプシステムを用いることが多いです。

これらのシステムは、ハイブリッドシステムの高電圧電力を使用して作動します。
例えば、PTCヒーターと呼ばれる電気ヒーターは、電流を流すことで発熱し、車内を暖めます。
また、ヒートポンプシステムは、冷媒の性質を利用して、外気から熱を吸収し、車内に供給することで暖房を行います。
エアコンのコンプレッサーを駆動する方式も、ガソリン車とハイブリッド車では異なります。
ガソリン車ではエンジンで駆動するのに対し、ハイブリッド車ではモーターで駆動するタイプもあります。

これは、ハイブリッド車が燃費向上のため、走行中にエンジンを停止・始動を繰り返すという特性に由来します。
エンジン駆動のコンプレッサーでは、エンジンの停止に伴いエアコンがオンオフを繰り返してしまい、快適性が損なわれるため、モーター駆動が採用されているのです。
つまり、ハイブリッド車では、エンジンが停止している時でもエアコンを継続的に作動させるために、電気モーターで駆動するコンプレッサーが必要となります。
ハイブリッド車のエアコンシステムには、膨張弁という重要な部品も含まれています。
膨張弁は、冷媒の流れを調整し、液化装置内で液化した高圧の冷媒を、蒸発器内で低圧の冷媒へと気化させる役割を担っています。

エアコンガス : 冷媒の役割と機能

エアコンガスは、冷媒と呼ばれる物質で、エアコンシステム内で循環し、気化熱を利用して車内を冷房します。
冷媒には、いくつかの種類があり、かつて主流だったクロロフルオロカーボン(CFC)は、オゾン層破壊物質であるため、現在では使用されていません。
代わりに、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)やハイドロフルオロカーボン(HFC)が使用されていますが、地球温暖化への影響が懸念されています。
最近では、地球温暖化係数の低いHFO-1234yfなどの新しい冷媒も開発・利用されています。

これらの冷媒は、液体から気体に変化する際に周囲の熱を奪い、気体から液体に変化する際に周囲に熱を放出するという性質を持っています。
エアコンシステムでは、この性質を利用して、冷媒を循環させ、車内を冷房しています。
具体的には、以下のプロセスで冷媒が熱を移動させます。

  1. 室内の熱が、室内機の熱交換器に集められ、冷媒に吸収されます。
  2. 熱を吸収した冷媒は、圧縮機によって圧縮され、高温・高圧の状態になります。
  3. 高温・高圧の冷媒は、室外機の熱交換器に送られ、そこで外気に熱を放出します。
  4. 熱を放出した冷媒は、膨張弁を通過することで減圧され、低温・低圧の状態になります。
  5. 低温・低圧の冷媒は、再び室内機の熱交換器に戻り、室内の熱を吸収します。

このサイクルを繰り返すことで、冷媒は室内の熱を室外に運び出し、車内を冷房しているのです。

エアコンガスが減少する理由

エアコンガスは、密閉されたシステム内を循環しているため、大量に減少することはありません。
しかし、実際には、配管の接続部やゴムホースなどから、微量のガスが漏れてしまうことがあります。
これは、車の振動や経年劣化、飛び石などによる配管の損傷が原因です。
特に、配管と配管の接続部、コンプレッサー自体、そしてホースなどからガス漏れが起こりやすいです。
また、エアコンの取り付け時の工事不備や、室外機の移動・転倒などによってもガス漏れが起こる可能性があります。
さらに、エアコンのガスには、ゴムを透過する性質もあるため、微量ながら時間とともに減少していくことも知られています。
例えば、10年前のアイシスでは、約430gのフロンガスが充填されていますが、年間約100mg程度のガスが自然に抜けていくとされています。

エアコンガス減少による問題点

エアコンガスが減少すると、エアコンの効きが悪くなり、車内を十分に冷房できなくなることがあります。
これは、冷媒の循環量が減ることで、熱の移動効率が低下するためです。 また、燃費が悪化することもあります。
エアコンのコンプレッサーは、エンジンの動力を利用して駆動されるため、ガス不足でコンプレッサーが正常に作動しないと、エンジンに余計な負荷がかかり、燃費が悪化する原因となります。

さらに、ガス漏れを放置すると、コンプレッサーに負担がかかり、故障の原因となることもあります。
ガス漏れによって冷媒が不足すると、コンプレッサー内の潤滑油も不足し、コンプレッサーの摩耗や焼き付きを引き起こす可能性があります。
また、コンプレッサーの圧縮効率が低下し、エアコンの冷却能力が低下するだけでなく、消費電力が増加し、コンプレッサーの寿命を縮めることにもつながります。

エアコンガス漏れの確認方法

エアコンのガス漏れが疑われる場合は、以下の方法で確認することができます。

  • 室外機の配管に霜が付着していないか確認する : 冷房運転中に室外機の配管に霜が付着している場合は、ガス漏れによって冷媒が不足し、配管内が凍結している可能性があります。
  • 配管の接続部に石鹸水をかけ、泡が発生しないか確認する : 石鹸水をかけると、ガス漏れ箇所から泡が発生します。
  • エアコンのリモコンにエラーコードが表示されていないか確認する : エアコンの制御システムがガス漏れを検知すると、エラーコードを表示することがあります

これらの方法でガス漏れが疑われる場合は、お気軽にお問い合わせください。

エアコンガスの入れ替え : 頻度と時期

エアコンガスの入れ替え頻度は、一般的に7~10年程度と言われています。
しかし、車の使用状況やエアコンの使用頻度によって、ガスが減少する速度は異なります。
エアコンの効きが悪くなってきたと感じたら、早めに点検・入れ替えを検討しましょう。
車の定期点検の際に、エアコンガスもチェックしてもらうと良いでしょう。
また、軽微なガス漏れを早期に発見し、対処することで、コンプレッサーの故障などの大きなトラブルを防ぎ、エアコンシステムの寿命を延ばすことができます。
結果として、長期的なコスト削減にもつながります。

環境負荷への影響

エアコンガス、特に従来型の冷媒には、オゾン層破壊や地球温暖化に影響を与える物質が含まれているものがあります。
エアコンガスが漏れると、これらの物質が大気中に放出され、環境問題を引き起こす可能性があります。
そのため、エアコンガスの入れ替えや修理を行う際は、冷媒を適切に回収し、処理することが重要です。
信頼できる業者に依頼することで、環境への影響を最小限に抑えることができます。


ハイブリッド車のエアコンシステムは、ガソリン車とは異なる点があり、エアコンガスを適切に管理することが重要です。
ガス漏れや性能低下は、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、燃費の悪化やコンプレッサーの故障など、様々な問題を引き起こす可能性があります。

エアコンガスは、定期的な点検・入れ替えが必要です。
エアコンの効きが悪くなってきた、ガス漏れが疑われる場合は、早めにカーメンテナンス業者やディーラーに相談しましょう。
信頼できる業者を選び、適切なメンテナンスを行うことで、ハイブリッド車のエアコンを快適に、そして長く使い続けることができます。


ハイブリッドバッテリーを交換して頂いた方全てにエアコンリフレッシュをさせていただいております。
エアコンリフレッシュ作業だけも行っておりますので、燃費や車内や車内のエアコンの効きについて気になる方は、お気軽にお問い合わせください。